仙台での婚活がうまくいくようになる方法

非婚と晩婚はなぜ問題なのか

 

「婚活パーティー? 興味はあるけど、参加するのは恥ずかしいな〜」

 

独身の方をイベントに誘うと、大体みなさん、こう言います。「婚活」がポピュラーになったとはいえ、まだまだ抵抗があるようです。

 

「そんなことないですよ。参加した人は、みんな楽しかったっておっしゃいます」

 

「だって結婚できない人たちでしょ。どんな人が来るのか心配……」

 

ひと昔前、結婚相談所、お見合いパーティーといえば、一部の「結婚できない」人たちの特別なものでした。高いお金を払って相手を紹介してもらったり、相手が見つかれば何十万円も支払ったり。そんなイメージが、あるのかもしれません。

 

でも、平成元年生まれが結婚適齢期を迎える今、「婚活」は普通の人が、普通にすることです。むしろ「婚活しないと結婚できない」とさえ言われます。なぜでしょう。

 

「婚活」がここまでポピュラーになった背景には、わが国の急速な少子化の進行が挙げられます。実は、「行政による結婚支援」というのは個人的な「結婚」そのものの支援ではなく、その先にある出産を見据えた「少子化対策」としての施策なのです。日本では結婚を前提として出産を考えますから、少子化対策には、まず「結婚ありき」なのです。

 

日本の少子高齢化の著しさは世界でも類を見ないものです。特に地方都市では少子高齢化に加えて人口流出も大きな課題で、過疎化は進む一方。人口が増えている大都市でも高齢化が深刻で、数十年後には東京は「老人の街」になると言われています。

 

ここ最近の少子高齢化に伴う日本の将来像を伝えるニュースには、もはや悲壮感さえ漂っています。実は、結婚しない(できない)ことにより危機を感じているのは、当事者よりも「日本」そのものなのです。

 

「確かに周りに独身の友だちは多いけど、日本の危機は大げさでしょう」

 

いきなり婚活と少子化を関連づけて考えるのは難しいかもしれませんが、みなさんは「茹でガエル」のお話を知っていますか? いきなり熱いお湯にカエルを入れると「あちっ!」と飛び出しますが、水からじわじわと熱くしていくと、危険に気づかず、気がついたら茹であかっていた、というお話です。

 

ちょっと残酷なお話ですが、「少子化」はよくこの「茹でガエル」の話にたとえられます。周りからいきなり子どもがいなくなるわけではないし、ある朝、お年寄りだらけになるわけでもない。けれど、気づかないうちにじわじわと進行し、ある時、周りを見回したら「誰もいなくなった……」という状況になるかもしれないのです。

 

実際、私か中学生、高校生だった昭和60年代、1学年10クラスあった学級が、今はその半分です。過疎地では多くの学校が廃校になりました。茹でガエルのお湯は、もう、かなり危険な温度になっています。

 

さて、少子化問題の基礎知識をここで少し。現在の日本では、急速に少子化、高齢化が進み、大きな社会問題になっていることは先に述べた通りです。

 

このまま少子化か進めば、若い労働人口が減り、慢性的な労働力不足になります。労働力が不足すると求人は増えそうなものですが、コスト削減のため企業は安い労働力を求めて海外へ進出します。企業すべてが海外に拠点を移せば、日本がからっぽになる可能性だってあります。

 

また、税金を納める人口が少なくなるのですから、1人あたりの税金、保険料などの負担が増え、それが生活を圧迫し、自由な消費に回せるお金が減ります。消賞を行う人目が減るうえに、それぞれが節約せざるを得ない状況なので、モノが売れず、消費巾場が縮小するのです。

 

このまま少子化か進んでいくと、どんな景気対策を行っても景気回復はおろか、現在の生活レベルを維持することすらできないのです。お年寄りは。生働き続け、女性は結婚後も育児をしながら仕事をするのが当たり前。そんな時代がやってくるでしょう。いえ、もう、そんな時代になっているのかもしれません。

 

さらに人口減少によりコミュニティの維持が困難になります。特に、現在過疎地と呼ばれているエリアからは多くの集落が消滅していきます。

 

仕事柄、農村部や島しょ部によく行きます。過疎地への結婚支援も人きな課題のひとつで、地域のニーズもリサーチします。

 

ある時、農村部でミカンのf大れをしていたおじいさんに声をかけました。

 

私「この地域には、独身の男性は、いますか?」

 

相手「いる、いる。独身ばっかりだ」

 

私「ぜひ、婚活イベントに出てもらってください」

 

相手「みんな、50歳以上だけど大丈夫かね?」

 

こんなやりとりを過疎地で何度か経験しました。

 

合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数の平均)は、2012年の発表では1.39人。2005年の1.26人、2008年の1.37人から若干増えたとはいえ、人口置換率(長期的に人口を維持できる水準)は2.07人と言われていますから、生まれてくる子どもの数は、まったく足りないわけです。

 

1人の男性と1人の女性が結婚し、2人で1.39大しか子どもをもうけないのですから、人口が減っていくのは火を見るより明らかです。この、少子化の主な原因とされているのが「晩婚化」と「非婚化」です。

 

まず、晩婚化について考えてみます。晩婚とは文字通り、「結婚する時期が遅くなる」「初婚年齢が高くなる」ということ。

 

晩婚化の傾向は1970年頃から始まりました。厚生労働省の人口動態統計によると、昭和50年には男性27歳、女性24.7歳たった平均初婚年齢が、平成22年には男性30.5歳、女性28.8歳となっています。

 

平均初婚年齢は、35年の間に男性、女性とも約4歳も上昇しているのです。4年間あれば、子どもを1、2人は産むことができます。

 

結婚までの交際期間も長期化する傾向にあり、1987年には3年たったものが、2010年には約4年になっています。つまり、今の平均的結婚過程というのは「女性は24歳で結婚相手に出会って、約4年交際し、28歳で結婚。男性は26歳で出会って、30歳で結婚」となるのです(2010年出生動向基本調介より)。

 

晩婚化に伴い、当然、第一子の出産年齢も上昇します。とうとう2012年版『子ども子育て白書』(2010年国勢調査に基づく)の発衣では、母親の第一子出産年齢が30.1歳となり、初めて30歳を超えてしまいました。出産の年齢が上がることを「晩産化」と呼びます。晩産化は出産にかかるリスクの増大のほか、深刻な不妊を引き起こすなど、女性にとって大きな問題になっています。しかし、その深刻さは、まだあまり知られていません。

 

「生涯未婚率」というなにやら恐ろしげな言葉も、最近ニュースなどでよく聞かれるようになりました。生涯未婚率とは50歳の時点で1度も結婚をしたことがない人の割合です。50歳になると、おそらく今後も結婚する可能性が極めて低いということから「生涯未婚」と呼ばれるのです。

 

1970年代までは男女とも1%台であった生涯未婚率が、2009年の時点では男性15.9%、女性7.2%となっています。男性の6人に1人が、生涯未婚ということになるのです。

 

50代以上の男性6人に1人がこれまでI度も結婚していない。これは、恐るべき数字です。このままの状況が続くと「現在20代の男性の3分の1が生涯未婚の可能性」という予測データもあるそうです。

 

この数字は、2009年のもの。2012年、最新の生涯未婚率が発表され、私はその進行の凄まじさに絶句しました。

 

子どもが減っていく国に経済発展はありません。日本は、結婚と出産が直結していますから、「結婚支援」と「少子化対策」はイコールなのです。そして、それは「国家の発展」にも直結します。

 

現在の「婚活ブーム」を単なるブームで終わらせてしまわないよう、国民の一人ひとりがこの危機的状況を理解し、婚活を応援してほしいものです。

 

時代に流され続けた若者たち

 

今、日本中で一体何人が結婚で悩んでいるのでしょう。そして10年後、その人たちはどうなっているのでしょう。

 

人は、みんなと同じであることに安心します。特に日本人はその傾向が強いようです。みんなが結婚しているから結婚する、みんながしていないから私もしない。みんなが離婚しているから私も……。

 

「みんなと同じが安心」といっても、世の中の流行はめまぐるしく変わります。働き方のスタイル、生活のスタイル、結婚や恋愛。多くの価値観が、5年、10年の問にまるっきり新しい形に変わってしまいます。ちゃんと、自分の頭で考えましょう。時代は必ず変わります。価値観も変わります。今、正しいと思っていても10年後は違うかもしれません。時代に流され、踊らされてはいけません。自分に必要なものは自分でちゃんと見極めてください。

 

今、婚活ブームの陰でひそかに流行っているのが「アンチ結婚」。結婚なんて、個人の自由だから、しようがしまいが放っておいて、という考え方です。「したくない」と言ってしまえば、誰も文句は言いません。結婚は、あくまでも個人の意思によるものだからです。でも、本当に「したくない」でいいのでしょうか。

 

現在、30代男性の3分の1、女性の4分の1が独身者です。この数字を聞くと「私もまだまだ大丈夫」と思いがちですが、なんと男性の50%、女性では65%が29歳までに結婚しているのです。

 

実際に、年齢が上がるごとに結婚しづらくなります。40歳を過ぎると、結婚できる確率は統計上ごくわずかになります。さらに、妊娠・出産という女性にのみ与えられた経験ができなくなる可能性も上がります。その事実を、30代の独身者たちは実感できていないようです。

 

「大丈夫、結婚は、したくなった時が適齢期だから」

 

最近よく聞かれる響きのいいこの言葉。気をつけてください。そう言っているのは、多くがすでに結婚している人です。とっても言いにくいですが、いつの時代も「結婚適齢期は20代」です。

 

その昔、仕事と結婚の間で、仕事を選択した40歳前後の女性たちが今、焦っています。

 

男女雇用機会均等法の真ん中にいた女性たちです。そして少し上のDINKS(ダブルイッカム、ノーキッズ)が流行した時代の人たちは、同世代よりひと足遅い子育てに悪戦苦闘、もしくは不妊治療に莫大なエネルギーとお金を費やしています。
流行に乗るのは個人の自由ですが、その「時期」を逃すと取り返しのつかないこともあるのです。何かをするには必ず「タイミング」があります。流行に流されて、あとから取り返しがつかない状況に陥らないでください。

 

社会でキャリアを積み、活躍する女性も増えました。結婚、出産が仕事の妨げになると感じる女性も多く、仕事と出産の二者択一を迫られることもあるでしょう。また予定外の妊娠が人生を変えることだってあります。今、結婚するカップルの3組に1組が「さずかり婚」だといわれます。見方を変えれば、妊娠というきっかけがなければ「結婚しない、結婚の必要を感じない」時代なのです。

 

20年前、結婚より先に子どもができるというのは、誰にも言えないみっともなくて恥ずかしいことで、妊娠の事実を隠して慌てて結婚式を挙げていました。その後「できちゃった婚」という「えへへ」的なニュアンスの言葉が生まれ、少f化か謳われる今、「おめでた婚」からさらにプラスイメージの「さずかり婚」へと変化しました。世間体なんて、時代の中で簡単に変わります。

 

「結婚適齢期」は妊娠出産にも適した年齢です。「さずかり婚」にあやかるのもひとつの方法ですが、偶然に任せた受け身ではなく、できれば白分たちの意思で結婚の「時期」を決断して「攻め」の生き方を選びませんか。

 

個人・家庭の幸せや安心・安全よりも経済の発展、国・企業の利益を極端に優先しすぎた結果が今の日本の惨状です。「男が稼ぎ、女は家聨育児」というみんな同じモデルケースに何の疑いも持だなかった時代もありました。でも、「結婚」「家庭を築く」ということはもっと個人的で、もっと本質的なものです。「みんな同じ」なんて無理なのです。

 

学校、家庭、社会で「みんな同じ」が不自然になり始めた頃、日本でももっと「個」を尊重しよう、という考え方が生まれました。「自分らしく」「みんな違って、みんないい」そういう教育方針だった時期もありました。でも、その「個」のとらえ方が、成熟しないまま暴走し、大と人のつながりを嫌う「孤」に変質しています。

 

欧米先進諸国も「個人主義」と言われますが、「個を尊重する」というとらえ方が日本とは微妙に違います。日本で言う個人主義は「自分は自分、人は人」というもの。欧米では「人との関わりの中で自分自身を確夊する」という考え方。単一民族の中でアイデンティティを確立しようとするか、多民族の巾でアイデンティティを確ししようとするかの違いです。人と人の関わり方、コミュニケーションの成熟度が、明らかに異なるように感じます。

 

国民性の違いと言ってしまえばそれまでですが、グローバル化した地球卜では「日本人はそういうもの」という考え方は通用しないのです。成熟した人としての「個人」になれず、一人ぼっちの孤独な「孤人」が増えてしまったようです。

 

また一概には言いきれませんが、欧米先進諸国の男性は、総じて女性、子どもをいたわり守ろうとし、プライベートの充実を大切にします。仕事と家庭のどちらをとるかと。言われれば迷わず家庭を大切にし、上司と家族では上司よりも家族に気を配ります。サービス残業はしない、仕事に対しては報酬が発生するのが当たり前。早く帰って家庭で過ごし、妻にとっては思いやりある優しい人、子どもにとっては優しく強い父親であるべきだと考えています。家族の問での揉めごとは、話し合いやコミュニケーションを収ることで解決しようとします。愛情表現を大切にし、人と関わり、理解することに積極的なのです。

 

現代の日本女性の多くは男性にそういう「スタイル」を求めています。「俺は日本人だから」と開き直る男性には正直、ちょっとうんざりしています。乱暴な言い方をすれば、いわゆる古典的な「日本男児」の男らしさをかっこいい、と思っているのは当の本人だけかもしれません。

 

周りに機嫌を取ってもらいたい威張り屋さんは面倒です。逆に女性の方が機嫌を取ってもらいたいと思っています。女性だって男性以上に忙しく大変なのですから。

 

女性は時代の変化に柔軟に対応してきました。男性がっくった社会の枠に合わせて忍耐強く順応してきたのです。決して我慢が好きだったわけではありません。そうでないと生活ができない時代だったので、そうしたまでです。

 

私は、双方が折り合いをつけ、我慢しなくてもいい形をつくるといいと思うのです。特に男女の間では、どちらか一方が我慢しなくてはいけない関係は不自然です。人類、男と女は半数ずつ存在するのだから、片方の都合のいいようにつくられた社会がもう片方にとって居心地がいいはずがありません。

 

そろそろ、一人ひとりが成熟し、精神的な豊かさに目を向ける時期です。時代の変化に流されるのはNGですが、時代を変えていくのはOKです。

 

ともかく、日本は今、空前の婚活ブームです。このブームを歓迎し、そして、ブームに乗って結婚しましょう。よい流行をもっともっと流行らせてしまい、それが当たり前の世の中にするのです。

 

「あの頃は婚活か流行ったわねえ。誰もかれもが結婚しなきや、って。今じゃ、結婚するのは当たり前のことなのにね」そういう日が来ることを願います。もし「婚活? くだらないブームだったわね」そんな会話が聞かれる時は、その時は日本が消滅する時かもしれません。今、私たちが流されているブームは「命をつなぐ」という人類の命題にそったブームです。「婚活ブーム? 私はそんなものに流されない。結婚は個人の自由だから」。いつまでもそんなことを言っていると、ブームに乗り遅れます。このブームにアンチはいりません。

 

何のために結婚するのか。答えはひとつ。「お互いが、今より少しだけ幸せになるため」です。結婚をすると決めた2人の気持ちが、その日的からブレなければ、あなたが結婚して後悔することは絶対にありません。安心して婚活ブームに流されましょう。

 

やっぱり一度は経験したい

 

日本では子どもをもうける前提に「結婚」というハードルがあります。結婚している夫婦の間に生まれた子どもでないと社会的に十分な保護が得られないという理由から、日本では結婚と出産が直結。結婚支援=少子化対策は囗本の特徴なのです。

 

「結婚はしたくないけど、子どもは産みたい」「ダンナはいらないけど、子どもはほしい」独身女性のそんなつぶやきも聞こえてきます。でも、今の日本でそれを実行するのはとても勇気が必要です。

 

日本での結婚は、自由な意思による、平等な一男一女の法的結び付きです。この一対一の結びつきである「結婚」という制度のおかげで、安心して妊娠、出産、子育てができます。しかし、この制度があるために子どもを諦める女性もいます。

 

さらに、日本では「結婚」という言葉そのものに、まだまだ「女性を縛る」ニュアンスがあります。結婚したら女性は家庭に、という暗黙のプレッシャーが根強く残っています。

 

ちなみに見事に少子化にストップをかけたフランスでは、結婚にこだわらない、どんな環境に生まれた子どもも社会の一員として受け入れる、自山で仲びやかな家族の形が実現されています。さらに、子ども2人以上で支給される家族手当や、子ども3人以上の家族に対する優遇措置など子どもが多いほど手厚い経済支援があり、教育資金の心配も必要ありません。また、出産、育児のために退職を余儀なくされることがないように、充実した育児休業制度で女性の社会進出を国がサポートしています。

 

女性が「家庭」から解放され、自由にのびのびと生きられる国であるからこそ、「出産」を自ら選択する女性が増えるのです。それに、子どもが多ければ多いほど優遇を受けられるのであれば「もう1人」産もうかな、と考えますよね。

 

いずれも実施するとなればお金がかかり、税金で賄われることになるでしょう。フランスの家族政策に対する財政丈出は国内総生産比で2.8%、日本は0.6%です。

 

少子化対策を「国の未来のための投資」ととらえられるかどうか、「社会令体でf育てを支える」意識を持てるかどうかなど、クリアしなければならない課題は山積みですが、日本がお手本にできることも多いはずです。

 

独身者の9割近くが「いつかは結婚したい」「いつかは子どもを持ちたい」という意識を持っている陰で、最近、大変な現実が浮き彫りにされています。卵子の老化と不妊についての関係です。

 

実は、35歳を過ぎると女性の卵子は一気に老化するそうです。35歳以上の女性が出産できる可能性は20代の半分以下で、40歳を超えての妊娠、出産は極めて稀。これは産婦人科の先生たちの間では当たり前のことだとか。

 

35歳以上の出産が「高齢出産」と呼ばれることは知っていましたが、突然言われても、女性としては困りますよね。テレビではたくさんの有名人が40歳を過ぎてお母さんになっているし、医学も進歩しているはずです。35歳がボーダーラインって、本当?

 

この年齢設定は、私たち女性の感覚よりも5歳ほど低いように感じますが、残念ながら、医学的にみるとこれが現実なのです。

 

「卵子が老化する」という事実を女性が知らない国は、先進国では日本だけ。晩婚化か進む現代、不妊は先進国共通の課題ですが、その中でも日本は特別な状況にあります。

 

多くの国では学校教育の中で教えていますが、日本の女性はこの事実を不妊治療に来て初めて知るというのです。なんてひどい。それほどシビアなのであれば、先に言ってよ。そう叫びたくなります。「不妊」に触れることを避けて来た日本の現状が、さらなる不妊を生んでいるのです。

 

今、結婚したカップルの6組に1組が不妊に悩んでいるといいます。結婚すれば当然子どもができるものだと考えていた人たちは、この6組にI組という数字に驚くに違いありません。女性の年齢だけでなく、ストレスの多い現代、男性の不妊も増えていて、WHO(世界保健機関)によると、不妊の原因の半分は男性側にあるともいわれています。

 

日本は不妊治療専門のクリニックが世界一多く、体外受精の実施数も世界一。これは、先の「教育不足」を裏づける数字です。早く気づいて治療すれば、自然妊娠が可能なケースも多いそうですから、いたずらに恐れる必要はありませんが、あらかじめ不妊の知識は男女ともに持っている方がいいと思います。

 

若い女性に教えてあげましょう、今すぐに。「おかあさん」になりたいのなら、その「時期」を逃してはいけませんよ、と。社会の構造変化により晩婚化か進んでも、人の身体の適齢期は変わらないということを、私たちは忘れてはなりません。